ピックルボールでのパフォーマンスを上げたいと考えているなら、まずは自分に合ったパドル選びが重要です。適切でないパドルは、単にプレイの質を下げるだけでなく、勝てるゲームも逃す原因になりかねません。
自分のプレイスタイルに合った「パワー」「コントロール」「スピン」のバランスを持つパドルを見つけることで、ゲームを次のレベルに進めることができます。
本記事では、85種類以上のピックルボールパドルを実際に試し、プレイヤーのスキルやニーズに応じておすすめのパドルを厳選した海外記事を参考にして日本語で分かりやすくまとめています。
初心者から上級者まで、2024年のおすすめピックルボールパドルを一挙にご紹介しますので、ぴったりの一品を見つける参考にしてみてください。
ピックルボールパドルの選び方
ピックルボールのパドルを選ぶ際に必ずチェックしておきたい「5つのポイント」をご紹介します。
初心者はスイートスポットが大きいパドルがおすすめ
初心者には、コントロールとパワーのバランスが良く、打ちやすい大きなスイートスポットを持つパドルがおすすめです。ミスヒットが少なく、プレーに慣れるのを助けてくれます。
中・上級者は、より性能の高いパドルを選ぼう
中・上級者は、より性能の高いパドルを選ぶことで、パワーやスピン、正確なコントロールを強化できます。特に競技志向の方は、少し高価でも性能に優れたモデルを検討するとよいでしょう。
ディンクやロブが得意ならコントロール重視
ディンクやロブのような戦略的なショットを得意とする場合、反発力を抑えたコントロールパドルが適しています。
強力なショットで攻めるならパワー重視
強力なショットで攻めるプレイスタイルなら、応答性が高くパワーを生むパドルが良い選択です。
屋外用には、コントロールが良いパドルを選ぼう
屋外でプレーする場合、風や雨などの自然環境にさらされるため、コントロールを低下させる原因となりかねません。コントロールの良いパドルを選ぶと安定感が増します。
屋内用は、パワーのあるパドルがおすすめ
より速いテンポの試合にはパワーのあるパドルを選ぶと良いでしょう。
パドルの形状は、長さと幅によって決まります。USAP（全米ピクルボール協会）の規則では、パドルの全長と幅を合わせた長さが約61cm（24インチ）を超えてはならないとされています。
標準型、ハイブリッド型、細長型とパドル形状によって特徴とメリットを見ていきましょう。
| 標準型 （約40cm×約20cm） |  | コントロール性能が高い スイートスポットが広め スピンやパワーが控えめ |
| ハイブリッド型 （約41cm×約19～20cm） |  | さまざまなプレイスタイルに対応 リーチと許容性のバランス◎ |
| 細長型 （約42cm×約19cm） |  | テニス経験者に人気 リーチ（届く範囲）が長い パワーを出しやすい |
自分のプレイスタイルや好みに応じて、最適な形状を選びましょう。
パドルの重さは、パワー、コントロール、疲労のしやすさに影響します。
- 軽量パドル: コントロールがしやすく、ディンクやドロップショットに適しています。
- 中量パドル: パワーとコントロールのバランスが良く、怪我の防止にも効果的です。
- 重いパドル: パワープレイヤーに最適ですが、疲れやすいこともあります。
女性は軽めのパドルがおすすめ
重いパドルは腕に負担もかかるので、女性の方には軽いパドルをおすすめします。
グリップサイズも重要なポイントです。手に合わないサイズだとプレイ中に不快感を感じることがあります。小さいグリップは手首を活かしたプレイを可能にしますが、大きすぎると操作性が低下することも。
パドルはさまざまな素材で作られており、それぞれ異なる特徴を持ちます。
| 素材 | 特徴 |
|---|---|
| ポリマー | 初心者に最適で、軽量かつ耐久性があります。 |
| グラファイト | 軽量で反応性が高く、コントロール性が優れています。 |
| コンポジット | パワーに優れた重いパドルが多く、上級者向けです。 |
パドルのコアは、パドルの内部を形成する重要な部分で、通常は蜂の巣のような形状をしています。コアの素材と厚さは、パドルのパフォーマンス、パワー、ボールとの接触感に大きな影響を与えます。厚めのコアは、より多くのコントロールと安定性を提供します。
主なコア素材は以下の3つです。
| 材質 | 特徴 |
|---|---|
| ノメックス（Nomex）コア | 初心者向けの定番コア素材 軽量で耐久性があり、コストも手頃 クッション性低め・音が大きい・反応が鈍い |
| アルミニウムコア | より重いパドルになる パワフルなヒットに向いている 強力なショットを求めるプレイヤーに適している |
| ポリプロピレンコア | 現在、最も人気のあるコア素材 軽量で柔軟性があり、優れたクッション性を持つ ボールコントロールが非常に良い 最新のパドル技術を代表する素材 |
ピックルボールパドルのおすすめ人気ランキング
では、おすすめのピックルボールパドルをひとつずつ詳しく見ていきましょう。
| 商品 | 画像 | 価格 （USA） | ポイント | 詳細情報 | 仕様 | ||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| パワー | コントロール | スピン | 打ちやすさ | 重量 | 長さ | ハンドル長さ | グリップ周囲 | パドル面材質 | コア材料 | コアの厚さ | スイートスポット | ||||
| Six Zero Double Black Diamond Control |  | 約30,000円 | スイートスポットが広い パワーとコントロールの高バランス | 229.6g | 41.5cm | 14cm | 10.5cm | カーボン | ポリマー ハニカム | 14mmまたは16mm | 大きい | ||||
| Vatic Pro PRISM Flash |   | 約14,900円 | 優れたコントロール 手頃な価格 | 218.3g〜 232.5g | 41.5cm | 13.5cm | 10.5cm | カーボン | ポリマー ハニカム | 14mmまたは16mm | 中程度 | ||||
| Bread & Butter Filth |  | 約24,800円 | 強力なパワー スピン重視 | 226.8g | 41.9cm | 14cm | 10.8cm | カーボン | ポリプロピレン | 16mm | 中程度 | ||||
| Proton Series One Type A |  | 約42,000円 | 長持ちするスピン性能 | 232.5g / 241.6g | 42.5cm / 40cm | 13.3cm | 10.8cm | グレード カーボン ファイバー | ポリプロピレン ハニカム | 11mmまたは15mm | 大きい | ||||
| Engage Pursuit Pro1 6.0 |   | 約39,000円 | 上級者向け | 226.8g / 215.5g | 41.9cm | 14.9cm | 10.8cm | カーボン | ポリマー | 15.875mm | 大きい | ||||
| Gearbox Pro Power |  | 約41,300円 | 最高レベルのパワー | 226.8g | 41.9cm | 14cm | 10.2cm | カーボン | カーボンファイバー | 14mm | 小さい | ||||
| PIKKL Hurricane Pro |  | 約24,000円 | 軽量でコントロール良好 | 220g | 40.6cm | 14cm | 10.5cm | カーボン | ポリプロピレン ハニカム | 14mmまたは16mm | 特大 | ||||
| Friday Original |  | 約10,500円 | 初心者向け コスパ抜群 | 235.3g | 41.9cm | 14cm | 10.8cm | カーボンファイバー | ポリプロピレン | 16mm | 小さい | ||||
| Pickleball Apes Pro Line Energy S |  | 約20,300円 | 中級者向け バランス型 | 226.8g | 41.7cm | 14cm | 10.8cm | カーボンファイバー | ナロウセルハニカム ポリコア | 16.5mm | 大きい | ||||
| Six Zero Quarts |  | 約14,000円 | 初心者用 | 213g | 39.8cm | 13.3cm | 10.8cm | グラファイト＆ ファイバーグラス | ポリマー ハニカム | 13mm | 大きい | ||||
Six Zero
Double Black Diamond Control
初心者から上級者、さらには大会参加者まで、誰にでも合うパドルです。手頃な価格でゲームのレベルを向上させたいプレイヤーに最適です。
唯一の欠点は、スイートスポットの一貫性です。ボールを中心で捉えることに集中する必要があり、外れるとミスヒットになることがあります。しかし、この欠点はハイブリッド形状によってある程度補われており、全体としては十分に許容範囲のあるパドルです。
Vatic Pro
PRISM Flash-最高のコストパフォーマンス-
初心者から上級者、さらには大会参加者まで、誰にでも合うパドルです。手頃な価格でゲームのレベルを向上させたいプレイヤーに最適です。
唯一の欠点は、スイートスポットの一貫性です。ボールを中心で捉えることに集中する必要があり、外れるとミスヒットになることがあります。しかし、この欠点はハイブリッド形状によってある程度補われており、全体としては十分に許容範囲のあるパドルです。
Bread & Butter
Filth
パワー、スピン、コントロールすべてが高水準で、攻撃的なプレーや繊細なタッチゲームに対応できます。特にパワーを重視するプレーヤーにおすすめです。
初回使用時は強力すぎて、ショットが勢い余ってコートを飛び越えそうになりましたが、数ゲームで慣れ、力強さを生かしたプレーが楽しめました。スピン性能は抜群で、ドロップやディンクなどのタッチショットも楽々とこなせます。特に、スピンとパワーの組み合わせが好きなプレーヤーには魅力的です。
Proton
Series One Type A
パドルのフェイスがボールをしっかりと捉え、強力なトップスピンをサーブやドロップショットで生み出します。スピン性能が際立つだけでなく、パワー、コントロール、許容性も優れたバランスを持っています。
NanoTac処理されたカーボンファイバーと耐摩耗性のあるフェイスにより、数年間使用しても性能が落ちません。パワーも十分で、大きなスイートスポットのおかげでミスヒットが少ないです。コントロールはやや抑えめなので、ドロップショットを多用する方は注意が必要です。
Engage Pickleball
Pursuit Pro1 6.0
Engageは、振動抑制バインディングや複合注入技術により、肘や手首の怪我を防ぐための安定感を提供。テニス肘やピックルボール肘に悩むプレイヤーに最適です。
スイートスポットが広く、ミスヒットが少ない設計で、カーブしたトップ形状で空気抵抗を減らし、素早いラケット操作が可能です。高価格帯であるため、初心者やカジュアルプレイヤーには割高かもしれません。
Gearbox
Pro Power
Gearbox Pro Powerは、ピックルボールにおける「パワーの決定版」と呼ぶにふさわしいパドル。驚異的な加速力と破壊力で、コートを圧倒する圧倍のパフォーマンスを実現。独自の「Power Matrix」テクノロジーと革新的な設計により、上級者のプレイスタイルを最大限に引き出す、まさに究極のパワーツール。275ドルという価格設定は、その卓越した性能と技術革新を物語っており、真のパワープレイヤーにとって、まさに渇望されし一本と言えるでしょう。
PIKKL
Hurricane Pro
PIKKL Hurricane Proは、ピックルボール中級者が待ち望んでいた究極の進化系パドル。高度な技術と驚くべき操作性を、手頃な価格で実現した革新的なモデルです。交換可能なスキンシステム、T700生カーボン素材、そして驚くほど正確なコントロール性能が最大の魅力。テクニカルショットを容易にし、スピンとパワーのバランスを絶妙に調整した一本で、プレイヤーの技術向上を強力にサポートします。初心者から中級者まで、誰もが自分の技術を一段階引き上げられる
Friday
Original
ピックルボール初心者から中級プレイヤーまで、高性能と低価格を両立した革新的なパドル。カーボンファイバー製のFridayオリジナルは、50ドル以下とは思えない驚くべきスピンとパワーを実現。
特に優れたスピン性能と、エアロダイナミックな形状が魅力で、コートで存在感を放つデザインも心を掴みます。テクニックの向上とともに成長できる、コストパフォーマンス抜群のパドルです。初心者が本格的なプレイに一歩近づくための最高の道具と言えるでしょう。
Pickleball Apes
Pro Line Energy S
ピックルボールの中級者が求める究極の万能パドル、Pickleball Apes Pro Line Energy S。Kevlar®とカーボンファイバーの革新的な融合により、コントロール、スピン、パワーのすべてを高次元でバランス良く実現。柔らかく、使いやすい特性は、プレイヤーの可能性を最大限に引き出す、まさに2024年を代表する理想的な一本。138ドルという驚きの価格設定が、そのポテンシャルをさらに輝かせる、次世代のピックルボールパドルです。
日本からの注文の場合、送料3,000円～5,000円がかかります。
Six Zero
Quarts
Engageは、振動抑制バインディングや複合注入技術により、肘や手首の怪我を防ぐための安定感を提供。テニス肘やピックルボール肘に悩むプレイヤーに最適です。
スイートスポットが広く、ミスヒットが少ない設計で、カーブしたトップ形状で空気抵抗を減らし、素早いラケット操作が可能です。高価格帯であるため、初心者やカジュアルプレイヤーには割高かもしれません。
ピックルボールパドルを購入する前に、まず自分のプレイスタイルに合ったパドルかどうかを確認することが重要です。自分に合ったパドルを選ぶことで、試合中の操作性やパフォーマンスが格段に向上します。