ピックルボールは、アメリカで急成長しているスポーツの一つです。その手軽さや簡単なルールから、年齢や運動経験を問わず楽しめる点が魅力です。
今回は、ピックルボールを初めて聞いた方に向けて、コートについてわかりやすく解説します。ピックルボールを始めたいと思っている方、ぜひ参考にしてください。
ピックルボールコートの規格
ピックルボールのコートは、縦13.4m×横6.1mのサイズで、バドミントンコートと同じです。
テニスコートと比較すると約3分の1の面積しかないため、コート全体を移動する際の負担が少なく、子供から高齢者まで幅広い年齢層が楽しめます。
ネットの高さは、約86.4cmでテニスのネットよりも約5cm低く設定されています。
コートにはサービスエリア、ノンボレーゾーンと呼ばれるボレー禁止エリアがあります。
ピックルボールのコートは、屋内外どちらにも設置可能です。既存のテニスコートにピックルボール用のラインを引いて活用したり、バドミントンコートと同じサイズであるため、多くの体育館でピックルボールが実施可能です。
ピックルボールの用具
ピックルボールのプレイには、穴のあいたプラスチックボールとパドル(ラケット)を使用します。
ピックルボールのボール
ピックルボールで使用されるボールは、屋外用と屋内用でプラスチック製の異なるボールを使用します。
ボールの重さは、テニスボールの半分程度で22.1g~26.5g。サイズはテニスボールよりもやや大きく、野球ボールとほぼ同じサイズで6.99cm〜7.62cmあります。
ボールの表面には多くの穴が開いており、空気抵抗を生み出します。ボールの速度が遅くなるので、初心者でも簡単にボールを打ちやすくなります。屋外では穴の小さいボール、屋内では穴の大きいボールが使われます。
ピックルボールのパドル(ラケット)
ピックルボールのパドルは、卓球のラケットに似ていますが、少し大きめで幅約20cm、長さ約40cmのサイズです。
パドルには、木製、繊維強化プラスチックなどが使用されており、初心者向けの安価な木製パドルから、競技性を求めるプレイヤー向けの高品質パドルまでさまざまあります。
パドルには卓球のようなラバーは使用されず、代わりにアートデザインが施されているものが多く見られます。